2024年9月に映画化された「傲慢と善良」という小説を知っていますか?「婚活」や「結婚」をテーマにした作品で、アラサー女性に刺さると話題です。
そこで今回は「傲慢と善良」のあらすじや名言、見どころを紹介します。「傲慢と善良」を読んでみたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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「傲慢と善良」ってどのような作品?
最初に、「傲慢と善良」の基本情報を紹介します。
「傲慢と善良」のあらすじ
婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。
Amazonより引用
婚約していたはずの真実が突然姿を消します。婚約者の架は彼女を探すうちに、結婚相談所での様子・親との関係性・SNSの投稿などから知らなかった事実が明らかになります。
「婚活」や「結婚」がテーマの小説。20代半ばの自分にぶっ刺さりそうと思い、手に取ってみた作品です。
「傲慢と善良」の作者
「傲慢と善良」の作者は、辻村深月さん。ミステリーを中心に、青春・コメディー・恋愛・ホラーなど幅広いジャンルの小説を執筆する作家です。
映画化やドラマ化されている小説も多く、作品に触れたことがある人も多いのではないでしょうか。
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「傲慢と善良」の基本情報
- 出版社:朝日新聞出版
- ページ数:449ページ
- 発売日:2022/09/07
- 価格:891円(文庫本)
表紙は、イラストレーターの雪下まゆさんが手がけています。繊細なタッチが綺麗で、表紙買いしたくなります。
共感できる!「傲慢と善良」の名言
次に、小説を読む中で共感できた部分をいくつか紹介します。
皆さん、謙虚だし、自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強いんです。傷つきたくない、変わりたくない。
「傲慢と善良」より
自分に自信がない人ほど、豆腐メンタルを傷つけたくなくて今のままでいたいと思ってしまうのかもしれない。
素直ないい子だから、誰かに道を示されてしまうと、そういうものなのかと身を委ねてしまう。自分がない。決められない。
「傲慢と善良」より
真面目でいい子ほど、「自分がない人」になってしまう…
あなたがそうしたい、と強く思わないのだったら、人生はあなたの好きなことだけでいいの。興味が持てないことは、恥ではないから。
「傲慢と善良」より
「好きなことをするためには、嫌なことも我慢しなくてはいけない」とよく聞くけど、好きなこと(得意なこと)を伸ばしていく生き方もいいなと思えた!
「傲慢と善良」の見どころ
ここからは、「傲慢と善良」の見どころを紹介します。
見どころ①親への依存
真実は、いわゆる良い子ちゃんです。両親の言いつけを守り、真面目に生きてきました。
しかし、大人になっても親に依存してしまい、自分で決断ができないのです。
「お母さんに申し訳ない」「嘘をつけない」という善良さが人生のターニングポイントで邪魔になってしまう。これは、当てはまる人もいるのではないかなと思いました。
見どころ②無自覚な傲慢さ
「傲慢と善良」の見どころは、無自覚な傲慢さです。婚活をするシーンで、「自分にこの人は釣り合わない」「もっと良い人がいるはず」と相手を切り捨てていく場面が印象的でした。
しかし結婚している人は、自分に足りない部分を自覚しています。自分にないものを補える人と一緒になりたいと考えているので、結婚相手への理想像が出来上がっているのです。
傲慢になっていると、得られるチャンスも逃してしまうかもと心に残った部分です。
「傲慢と善良」おすすめしたい人
20〜30代の女性
話題作を読みたい人
「善良と傲慢」は婚活中の人や結婚に対して悩みがある人にとって、共感できたりヒントが隠されていたりするかもしれません。
また、2022〜2023年の売り上げが6つのチェーン書店で文庫ジャンル1位を獲得しています。「人気の作品は読んでおきたい」という人にもおすすめです。
「傲慢と善良」は2024年に映画化
「傲慢と善良」は、2024年9月に映画化しています。
原作が大好きだったので、私も映画館で観てきました!
現在、上映は終了していますが、これから動画配信サービスやDVDなどで観られるかもしれません。
まとめ
今回は「傲慢と善良」のあらすじや名言、見どころを紹介しました。「婚活」や「結婚」がテーマの小説なので、20〜30代の人は共感できる部分のある作品なのではないでしょうか。
気になる人は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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