「仕事でミスをしたとき」「人との会話で変なことを言ってしまった気がしたとき」に、後から思い出して頭から離れない経験はありませんか?
どうして悪い記憶って、ずっと気になってしまうのだろう…?
そのようなとき、繊細で真面目な人はひとり反省会を始めがちです。ひとり反省会をしていると、自分の悪い部分ばかり気にしてしまい気分が落ち込む場合もあります。
そこで今回は、ひとり反省会をやめたいときの対処法を紹介。また、ひとり反省会をしてしまう人の特徴も解説するので、自分に当てはまるか考えてみてくださいね。
ひとり反省会とは?
ひとり反省会とは、自分の言動を振り返り間違いがなかったか思い悩んでしまう状態のこと。
たとえば、人との会話のあとに「失礼なことを言ってしまったのではないか」「もっといい言葉をかけられたのではないか」と考えてしまうケースがあります。
ひとり反省会をする人は、繊細で思いやりがあるのが特徴です。しかし、ひとり反省会を続けていると気分が落ち込んだり自己肯定感が下がったりする場合も。
そのため、「ひとり反省会をやめたい」と悩む人もいるかもしれません。ひとり反省会をやめるには、「反省する時間を決める」「割り切って物事を考える」「自分の頑張りにも目を向ける」ことが大切です。
ひとり反省会をする人の心理
次に、ひとり反省会をしてしまう人の心理を紹介します。
心理①コミュ力に自信がなく失言していないか不安
ひとり反省会をする人の心理は、自分のコミュニケーション能力に自信がないことです。
人とラフに会話をすることに苦手意識があると、自分の発言に対する相手の反応を敏感に気にしてしまいます。相手の反応がよくないように感じたら、「何か変なことを言ってしまったのではないか」と後から不安になってしまうケースも。
人と会話をするときに自信がもてないことが、ひとり反省会に繋がっているのかもしれません。
心理②仕事で周囲の期待に応えたい気持ちが強い
ひとり反省会をする人の心理には、仕事で周囲の期待に応えようとする責任感からきているケースもあります。
責任感のある人は、与えられた仕事を完璧にこなそうとするのが特徴。その分、「この人に任せれば大丈夫」というように周囲の期待も上がります。
周囲からのハードルが上がるにつれ、プレッシャーを感じるようになるかもしれません。「ミスをしたらガッカリされてしまうのではないか」「相手の期待を超えなくてはいけない」という思いから、自分の仕事の出来を気にしすぎてしまったり、必要以上にミスを反省しすぎてしまったりするケースもあります。
手を抜いてもいいところと頑張る部分のメリハリをつけて考えるのがおすすめです。
ときには、全員の期待に応えようと思い込みすぎないことも大切かも。
ひとり反省会をしてしまう人の特徴
ここからは、ひとり反省会をしてしまう人の特徴を紹介します。
特徴①完璧主義
ひとり反省会をする人の特徴は、完璧主義なことです。完璧主義な人は、ミスをした際に必要以上に落ち込んだり自分を責めたりするケースがあります。
また、「人に迷惑をかけてはいけない」という気持ちも強いため、仕事において「完璧にしないといけない」という考えが自分を追い詰めてしまいます。
小さなミスに対してひとり反省会をしてしまう人は、「失敗も今後に活かせる」とプラスに考えることも大切です。
特徴②優しい
ひとり反省会をする人の特徴には、思いやりがあり優しいこともあります。優しい人は、周りに気を遣いがちです。
そのため人と関わったあとに、会話の内容を反省したり失礼なことをしていないが不安になったりするケースがあります。
人の気持ちを考えられることは、魅力的です。しかし、ひとり反省会をしてしまい自分が辛くなるときは、「相手の気持ちは本人にしか分からない」と割り切ってしまうことも必要かもしれません。
悪気がなく人を傷つけていたり、相手を傷つけたと思っていても実際は気にされていなかったりするケースもありますよね。
特徴③繊細
繊細なことも、ひとり反省会をする人の特徴です。繊細な人は、声のトーンや表情、行動から相手の感情を敏感に感じ取ります。
機嫌が悪い人がいると、「自分のせいではないか」と考えてしまうのも繊細な人にありがちです。相手の顔色を伺いすぎてしまうと、対人関係で疲れたりストレスが溜まったりする原因になります。
ときには「相手のことを必要以上に気にしすぎないこと」も必要。イライラしていそうな人がいても、気にしすぎず距離を取ってみるといいかもしれません。
ひとり反省会をやめたいときの対処法
ここからは、「ひとり反省会をやめたい」と悩む人に向けて対処法を紹介します。
対処法①時間を決める
ひとり反省会が始まってしまったら、「◯時までで考えるのを終わりにする」と制限時間を設けるのがおすすめ。
ひとり反省会の制限時間が過ぎたら、動画を観たり好きなものを食べたりと気を紛らわせるのがポイントです。
ダラダラとひとり反省会を続けてしまうと、気分が落ち込む原因になります。終わったことを反省し続けても、状況は改善しません。自分を責める時間を少なくすることで、自己肯定感を保つことも必要です。
対処法②本当の気持ちは本人しかわからないと割り切る
ひとり反省会をやめたいときは、割り切ることも大切。たとえば、「相手を怒らせたかも?」とひとりで落ち込んでいても、実際相手が怒っているかどうかはわかりません。
真相が分からないことを深く悩んでも、自分が疲れてしまうだけかも…
直接注意を受けたり明らかに自分が原因とわかっているとき以外は、気にしないようにするのもひとつの方法です。実際には、相手は怒っていなかったり自分とは無関係なことで機嫌が悪かっただけというケースもあります。
対処法③自分の頑張りにも目を向ける
自分を責めるだけの時間が続いてしまうと、自己肯定感も下がってきてしまいます。ひとり反省会をしていて、気分が落ち込んできたと思ったら、自分の頑張りにも目を向けることが大切。1日を振り返ってみると、きっと頑張った部分もあるはずです。
大人になると褒めてもらえる機会が少なくなるからこそ、自分で自分を褒めることも大切!
対処法④気持ちを書き出してみる
頭のなかでぐるぐるひとり反省会をおこなっていても、考えはまとまりません。同じことばかり考えてしまい、気分が落ち込む原因にもなります。
もやもやした気持ち整理するには、ノートに書き出してみるのがおすすめです。自分の気持ちを可視化させることで、矛盾点に気づけたり客観的に捉えられたりするようになります。
また、書くことで気持ちを吐き出しやすくなる場合も。自分の反省点を人に話すのは恥ずかしいという人でも、代わりに紙に書いて発散すると気持ちが楽になるかもしれません。
まとめ
今回は、ひとり反省会をしてしまう人の特徴やひとり反省会をやめたいときの対処法を紹介しました。
失敗を反省することは大切ですが、ひとり反省会をすると自己肯定感が下がってしまう場合があります。自分を責めすぎてしまっていると思ったら、頑張った部分にも目を向けてみてくださいね。
ひとり反省会をやめたい人は、紹介した内容もぜひ参考にしてみてください。