「内向型な自分を変えたい」「内向型の性格をしていると社会生活が送りにくい」と感じている人はいませんか?
周囲からネガティブな印象を持たれがちな内向型人間ですが、魅力もたくさんあります。また自分の特性を理解することで、生きやすくなるかもしれません。
そこで今回は、内向型の特徴や生きづらい要因、内向型の魅力を紹介します。
私自身も内向型なので、体験談を踏まえながら書いてみました。
「内向型な性格が邪魔して、生きづらい」と感じている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
内向型の人とは?
内向型とは、自分自身の内側に関心を持つ性質の人のことを意味します。ひとりの時間を大切にしたり、人付き合いが苦手だったりする一面もあるのが特徴です。
内向型の人は大人しいようにみられがちですが、実は自分のなかに大きなエネルギーを秘めているのも魅力。しかし、外に発しないからこそ、周りに理解されにくく「生きづらい」と感じてしまう場面もあるのかもしれません。
内向型の人の特徴
次に、内向型の人の特徴を紹介します。
内向型の特徴①人に興味がないと思われてしまう
内向型の人の特徴は、人に興味がないと思われてしまう一面があることです。内向的な人は、ひとりの時間を好む傾向があります。
そのため、社交の場が苦手という人も。とくに、大人数の飲み会や食事会は、負担に感じてしまう場合もあるのではないでしょうか。
誰かとの約束より自分ひとりの予定を優先させてしまいがちで、「他人に興味がなさそう」と思われてしまうケースもあるかもしれません。
内向型の特徴②社会不適合者と感じる
内向型の人は、人と関わることにエネルギーを使いがちです。意思表示やコミュニケーションを取るのが苦手な人もいるかもしれません。
学校や会社などは集団行動が基本です。そのため、人と関わることを負担に感じる内向型の人は、集団に馴染むのが難しいケースも。集団行動がうまく送れず「自分は社会不適合者なのでは…」と落ち込んでしまう場面もあるかもしれません。
周りの人のコミュ力が異常に高いように感じてしまうのってあるある?
しかし、内向型の人は「傾聴力や洞察力に優れている」「ひとりでコツコツ物事を進められる」など長所もあります。自分の短所ばかりに目を向けるのではなく、長所に自信をもつことも大切です。
内向型の特徴③会話がつまらないと思われてしまう
会話がつまらないと思われてしまうのも、内向型の人の特徴です。内向型の人は、自分が前に出るのを好まない傾向があります。
そのため、人と積極的にコミュニケーションを取るのは苦手なほう。自分から発言をする機会が少ないことで、「話しにくい人」というイメージを持たれてしまうケースもあります。
しかし、内向型の人は聞き上手です。自分の特性を理解し、うまく話そうとせず相手の会話を聞くほうにまわってみるのもおすすめです。聞いている姿勢を見せると、話しにくい人というイメージを払拭できるかもしれません。
内向型が生きづらい要因
ここからは、内向型の人が生きづらいと感じてしまう要因を紹介します。
内向型が生きづらい要因①社交性を求められる場面が多いから
内向型の人が生きづらい要因には、社交性を求められる場合が多いからです。学校や職場など社会生活を送っていると、あらゆる場で社交性が必要になります。
たとえば、学校ではイベント行事や部活、職場ではミーティングに飲み会などがあげられます。そのような場で評価を受けやすいのは、外交的でリーダーシップが取れる人。
ひとりで過ごすことを好む内向型の人にとって、このような社会構造は生きづらいと感じる要因かもしれません。
内向型が生きづらい要因②周囲に理解されないから
内向型の人が生きづらい要因には、周囲に理解されにくいこともあります。人とコミュニケーションを取るのが苦手な内向的な人は、「人に興味がなさそう」「物静かで近寄りづらい」というイメージをもたれてしまうケースも。
また、自分から積極的に会話をするタイプではないので、孤立してしまうことに繋がるかもしれません。
心を開ける人を見つけるのに時間がかかる分、周囲に自分をさらけ出しにくいのも孤独を感じて生きにくい原因に繋がるケースもあります。
内向型が生きづらい要因③ひとりの時間を取りにくいから
ひとりの時間が取りにくいことも、内向型の人が生きづらい要因です。内向型の人は、ひとりになることでエネルギーを補充します。
とくに落ち込んだ日は誰かに飲みに連れてってもらうより、家でゆっくり過ごしたほうが気持ちが癒される。
そのため、仕事で常に人との関わりがあったり、十分にひとりの時間をとれなかったりすると疲弊してしまい生きにくい原因になります。
治す必要はない!内向型の魅力
内向型な性格はネガティブに捉えられやすいですが、マイナスなことばかりではありません。
内向型人間には、良い面もたくさんあります!そこでここからは、内向型の魅力をそれぞれ紹介していきます。
魅力①ひとりの環境での高い集中力
内向型の人は、ひとりでの環境で高い集中力を発揮します。ひとつのことに没頭して、黙々と作業するのが得意です。
また、物事をひとりで極めるのも内向型人間の得意分野。職人的なスキルを磨くために、とことん追求していく力が優れています。
高い集中力で物事を極めるのが得意な内向型人間は、自分の好きなこと・得意なことをしっかり持っている人が多いのも魅力。
魅力②考察力・思考力に優れている
内向型の人は、考察力や思考力に優れているのも魅力です。物事を深く考える傾向にあるのも、内向型人間の特徴。
あまり言葉を発さないからこそ大人しい人と思われがちですが、「頭のなかはうるさい」という人も多いのではないでしょうか。
物事を多方面から考えられる内向型人間は、「改善策を見つけて問題を解決していく力」「物事を分析する力」を発揮できるかもしれません。
魅力③共感性が高い
あまり自分から発言しない内向型人間ですが、実は共感性に優れています。周りを一歩引いて見られる内向型の人は、人の感情の変化や異変に気づきやすいのも魅力。
また内向型の人は、聞き上手なのも特徴。相手が話すのを聞くのが得意なので、他者の意見や考えを尊重できます。
相手の話を聞くのが得意な内向型人間は、1対1の関係のほうが居心地がいいと感じやすいかも。
魅力④冷静な判断ができる
冷静な判断ができるのも、内向型人間の魅力。内向型の人は、自分の感情や意見を表に出す機会は少ないですが、芯をしっかり持っている人が多いのも特徴です。
そのため、一時的な感情や周りの状況に流されず、冷静な判断をするのが得意な一面もあります。
また、じっくり考えて慎重に行動するため、冷静に物事を決められるのも強みです。
内向型におすすめの生き方
ここからは、内向型の人におすすめの生き方を紹介します。
少し心が軽くなるきっかけになったら嬉しいです。
内向型の生き方①自分の性質を理解する
内向型の人におすすめの生き方は、自分の性質を理解すること。内向的な自分を変えたいと思って、無理に明るいキャラを演じたり積極的になろうと頑張ってみたりしている人もいるかもしれません。
しかし、本当の自分を隠して生きているとしんどくなってしまう場合があります。
また、内向型人間にも魅力はたくさんあります。「自分からアクションを起こすのは苦手だけど、周りを観察するのは得意」「ひとりの時間が好きで、黙々と作業するのは得意」など、自分の性質を理解することが大切です。
自分の性質を理解しておくことで、生きやすい選択がしやすくなるかもしれません。
私はいろんな人に見られている環境だと自分の能力を発揮しにくいと感じ、在宅ワークの仕事に切り替えてから気持ちが軽くなりました。
内向型の生き方②ひとりの時間を確保する
内向型の人が生きやすくなるには、ひとりの時間が必要です。多くの人と関わる仕事をしていたり、忙しくてひとりの時間を確保できていないと内向型人間は疲弊してしまいがち。
人からの誘いを断れない人は、あらかじめ自分ひとりの予定を入れておくといいかもしれません。「家でひとり好きなことをして過ごす日」があるだけで、気持ちが楽になります。
内向型の生き方③向いている仕事に就く
向いている仕事に就くことも、内向型の人の生き方のコツ。内向型の人にとって、接客業や営業のような人と多く関わる仕事は負担になるケースもあります。
また、ひとりでじっくり集中できる環境を好むため、人から見張られている環境や常に電話が鳴り止まない職場などもストレスに感じてしまうかもしれません。
内向型の特性を理解して、働きやすい環境を選ぶのがおすすめです。たとえば、「在宅ワークができる仕事」「ひとり作業の多い仕事」などがおすすめです。
まとめ
今回は、内向型の特徴や生きづらい要因、内向型の魅力を紹介しました。社会生活を送っていると、外交型の人が評価されやすい場面が多い分、内向型の人は自信をなくしがちかもしれません。
しかし、内向型人間の魅力はたくさんあります。また自分の特性を理解して、ひとりの時間をつくるように心がけたり聞き役にまわってみたりすることで生きやすくなるかもしれません。
内向型で生きにくいと感じている人の参考になっていたら嬉しいです…!
こちらもぜひ!